「明日から使える講座~施設の、地域のサロンを応援 効果的なレクリエーション、コミュニケーションアップセミナ~」を福祉会館で開催しました。
先日2月4日の「レクリエーションセミナー」に引き続いて第2回目の開催です。
今回は、33人の参加者がありました |
本日はコミュニケーションアップセミナーとして講演会「人を元気にするコミュニケーション ~仲間力、サービス力をアップしよう~」を開催しました。
講師には、ハートマッスルトレーニングジム塾長 桑原規歌さんにお願いしました。
熱意とパワフルなお話でみなさん引き込まれていました |
桑原さんは、姫先生という愛称で知られ、25年間愛知県小中学校養護教諭として勤務され、NLP心理学に出会い、脳と心の関わりを深く理解。子どもたちの自己肯定感、生きる力に影響を与えています。現在は退職され、現場経験と脳機能学、心理学、コーチング理論を融合した「生きる」トレーニングメニューを広める活動を全国で展開してます。
今回、サービス力を向上するために必要な仲間力アップをテーマにしたコミュニケーションのコツをお話いただきました。実際の学校経験や出来事を含めた講演と体験を織り交ぜた内容盛りだくさんの2時間でした。
少し内容をご紹介します。
①仲間力とサービス力の関係。
組織の人間関係は、利用者のサービスに想像以上の影響を与える。いくら一人ひとりの能力が高くても向いている方向がバラバラだと力が発揮しない。組織としての力がサービス力につながる。
この組織力こそが介護等のスキル以前に大切なもの。それをいかに実践できるかが大切という言葉が印象に残りました。
つい、つい言ってしまいそうな言葉ですね |
仕事や日常生活の中でついいってしまう言葉がいくつもありました。
この口癖は幸せを遠いてしまうそうです。
③「見ていること≠見えているものを認識」をできないのが脳のしくみ。思い込みが別の良い面を見ない、気づかせないことにつながります。少し意識を変えるだけで今まで見えなかったものが見えてくるそうです。
④「私たちのコミュニケーションは、正確に伝わっているわけではない。」
「伝えたこと ≠ 伝わったこと」
「客観的な出来事 ≠ 自分の解釈」
日常生活で使う言葉の意味は、相手も同じだと信じ込みがコミュニケーションを混乱させてしまうそうです。 同じ言葉でも人によって解釈が違います。
よく仕事で必要といわれる「 ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)」は、自分の言葉の意味を伝えれたかを確認することでもあるそうです。
⑤コトバの力
自分が話したり行ったりする言葉や文字は、自分の耳と脳が聞いているため、自分の心に行っているこのと同じこと。脳の深いところでは、自分と他人の区別がつかないからだそうです。
「人を恨めば、穴二つ」昔の人はよく言ったものですね。
参加者に協力していただき、褒めてみた時と、叱ってみた時の実験しました |
☆悪口を言うと、言った方も言われた方も体が硬くなり、パフォーマンスが低下する。
☆逆に褒められるとほめられると言った方も言われた方も体が柔軟になり、パフォーマンスが上がる。
参加いただいた皆さんの感想には、
「脳の仕組み、習慣がわかり参考になりました。自分自身の考え方を思い直して対応したい。」
「同じ職場で皆が同じ方向性を持って行動していくことの大切さを改めて強く思いました。」
「今回の講座を聞いて、言葉を変えてよいコミュニケーションをしていこうと思います」
などうれしい回答がたくさんいただくことができました。
全2回講座で、明日から使える講座を行いましたが、この講座が地域で活躍する施設職員、地域サロンのボランティアのみなさんの明日からの業務・活動にお役に立つことを願っています。
(A・O)
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