平成25年度第3回「介護者のつどい」は、交際交流センター・フロイデにおいて、「認知症」をテーマにした講演会とランチを共にする交流会を開催しました。
講演会、講師は'総合犬山中央病院'の鈴木欣宏(よしひろ)医師にお願いすることができ、一時間半の予定時間では足りないくらいの内容の濃い講演をいただきました。
鈴木先生は、平成25年度に岐阜県の病院から、地元である'総合犬山中央病院'に移られ、病院職務の他、訪問診療や今後の超々高齢化社会に向けて、また災害に強い街づくりのために、厚労省の在宅医療拠点事業活動にもリーダーシップをとっていただいています。
《第一部・講演》
さて、講義は自宅での介護者と、講演に関心を持っていただいた一般聴講の方の合計35名が参加され熱心に聞き入っていました。
地元の先生から、ゆっくり話が聞けるのだと興味深々のスタートでした |
先生「認知症の薬は、症状が急に変わったと思ったらやめてみて下さい。」 みなさん「えっ!いいんだ」と驚き交じりの納得 |
認知症の種類と症状の確認から、
『医療としては、アリセプトやメマリー、抑肝散等の薬を症状に合わせて投薬を変えたりしますが、飲みすぎはご用心、興奮しすぎたり、少し変とおもったら、家族が減らしてみるのも一案ですよ。』と専門的な脳の画像診断の説明や、現在の医学の最先端でこよなく探究し続けられている現状を聞きました。「脳の前頭葉が委縮すると人格に、側頭葉は言語や記憶に、 頭頂葉が記憶にと画像診断証明してくれます。」 |
・認知症がかなり進んでいて、殴る蹴るのAさん⇒怒ってしまう家族⇒怖いと思い無関心でひきこもりを招いた。
・かみついたり、ワーワー!大声をしてしまうようなBさん⇒丁寧に聞いてあげ、好きなことをさせてあげる(俳句作り)⇒退院ご俳句作りが続けられ『ありがとう』と言ってくれた。
認知症だからだめだ!と思わないでください。≪感情≫は残っていますよ。
≪嬉しい≫と≪怖い≫と思わせる違いや社会参加ができることから、大きな成果への変化をもたらします。少し変かなと思ったら、早めに受診してください。
それでも、やはり認知症は予防が大切ですね。 運動、腦トレ、おしゃべりetc・・・
以上です
《第二部・交流会》
恒例となっているレストラン'グランツ'での会食は、鈴木先生も一緒に交えていただきました。
「またお会いできましたね。」「おしゃれな雰囲気で、家では出せない味だわ。」 |
以下は、その中で、お話です。
- 鈴木先生のお話がもっと聞きたい
- 認知症がどうして起きるのか、どうしたらよいか少しわかった
- 勉強になった!また、聞きたい!
- わかりやすかった
- もっと質問したかった
- 介護者間で気兼ねなく話ができた
- お話しながら、おいしくいただけた
「鈴木先生に直接聞いてみたかったんで・・・」 |
より多くのケアマネさんや介護職員さんの後押しでさらに、多くの市民の方に知っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
次回は、平成26年度として6月リフレッシュ体操を中心にして予定しています。また、ぜひお誘いあったりしてご参加ください。お待ちしています。
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